残るは最後の難関、ラサ駅を抜けること!!
なるべく目立たないように2人ずつにわかれ宿で再会することを約束し、中国人の列に交じりながら出口へ向かった。ドキドキしながら駅員に乗車券を渡す。何も言われずスルー。よっしゃ!!
駅をぬけたものの、駅周辺には軍服を着た人々や公安が沢山たっていた。ここまで来て帰されるわけにはいかない。
下を向きながらなるべく目立たないように足早にタクシー乗り場へ向かう。
沢山並んでいるタクシーの一つに乗り込み、一刻も早くこの場を離れたかったのでとりあえず「ポタラ宮へ行って」と告げる。あたし達はいつ公安に話しかけられるか気が気じゃない。そんなあたし達の不安には全く気付かず「オッケーオッケー」と言いながらも呑気に他のお客さんを探すドライバー。
あたし達以外に2人のお客さんが乗り、ようやくタクシーは出発した。
宿周辺に到着したタクシーは、「一人20元」だという。明らかにめちゃくちゃぼったくってる。でも、そんなこと気にしてられない。ここで揉めてて公安に寄ってこられたらたまらない。
普段なら戦うあたしも、ここはすんなり20元を払うことにした。
待ち合わせのホテル「タシュタゲ」に行ってみると、あとの2人はまだ付いていなかった。宿の値段を聞き、部屋を見せてもらい、トイレを借り、20分たっても30分たっても2人は来なかった。
「・・・あの2人・・・・どうしたんだろう。さすがにこれだけ待ってこないっておかしいよね?・・・・まさか、捕まった?」
嫌な予感が走る。
まさか、まさか逮捕された!!!?
あたし達は無事ついたけど、素直に喜べない。あたし達だけ、無事なの?
とりあえずあと10分待ってこなかったら、ネットカフェに行って二人にメールしよう。そんな話をしていたら、玄関から日本語らしきものが聞こえた!!
振り返ってみると、二人が入ってきた・・・・・!!!!
「うわー!!!」お互い顔を見合せて叫ぶ。
泣きそうになりながら全員でハイタッチした。
あたし達は、二人が捕まったと思って心配してたけど、逆に二人はタクシーに乗るのが遅かったからあたし達が捕まったと思っていたらしい。
ほんとに良かった。四人無事ついて、ほんとに良かった。
その晩、久々に穏やかな気持ちで眠ることができた。
※タシュタゲホテル
住所;丹傑林路8号
屋上からポタラ宮が見える。ドミトリー20元。宿泊時、入境許可証=パーミットは必要なし
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