そう、バラナシは河そのものが神格化された女神として崇められているガンジス河(ガンガー)があることで有名だ。
ヒンドゥーの信仰によれば、ガンガーの聖なる水で沐浴すれば全ての罪が清められ、ここで死に、遺灰がガンガーに流されれば輪廻からの解脱を得るという。
これはヒンドゥー教徒にとって最高の幸福で、この街に年間100万人を超える巡礼者が訪れる理由でもある。
リュウは25歳。英語はもちろんフランス語もペラペラで、日本語もちょこっと話せるというバイリンガルだ。
中学を卒業してすぐフランスに留学し、フランスで5年間仕事をしていたという。
「へー、何の仕事してたの?」
「うん、パリで美容師をしてたんだ」
美容師!!?
え、なに、今美容師って言った?
あたしの剣幕に驚くリュウ
「う、うん。美容師。旅に出てからも何人か切ったよ」
おぉー!!!!
「ってことは、ハサミも持ってたりする?」
「うん♪」
そういってリュウは、2つの輝くハサミと、美容室で必ず着るポンチョみたいのを出してきた。
おぉー!!!!!
あたしってば、なんってラッキーなんだ!!
まさか偶然美容師と同じ宿に泊まってたなんて♪
「髪の毛切って♪」
「いいよー」
宿の外の小道に即席美容室を作る。
・・と言っても椅子を置いただけだけどね♪
「よろしくお願いします!!」
カトマンズの鉄さび水で傷みきった髪の毛を切りたい旨を伝える。
「オッケー!」

しゃっしゃっしゃ。
髪の毛が下に落ちる。
うーん、快感!なんかすっきり!

所要時間約1時間。
通りすがりの人に不審がられること数知れず。
子供のキャッチボールがあたること1回。

あたしの髪は、無事短くなりました!イェーイ♪
Special thanks to リュウ
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