2009年7月31日金曜日

帰国目前の壁(ムンバイ)

アウランガバードの砦・ダウラターバードも見たし


路上体重計にものったし(1ルピー)



そろそろムンバイに戻るか!

ってことでムンバイに戻ると、もうすぐ日本に帰るこうちゃんに再会した。


こうちゃんはここ最近考えこんでいた。
日本に帰るのを目前にしてきっと多くの旅人がぶつかるであろう壁に、
彼もまたぶつかっていた。



「時間的にも距離的にも日本という現実が近付いていることを知ったとき、それまで逃げてきたいろんなものが不安の塊となって一気に押し寄せてきた。

旅に明確な目標があったわけではないけど、この一年で精神的にもっと成長してやろうと思ってた。

けど、世界のいろんな場所で強く気高く生きている人々を目の当たりにして、自分はこんなに弱い人間だったのかと思い知らされた。

今まで積み上げてきた精神力は中身のない風船にすぎないように感じて何度もその風船をわられる思いをした。」
彼は言っていた。



「世界一周から帰ってきた」その事実だけで周囲からむけられる期待。
「どう変わったの?」「どう成長したの?」という無言のプレッシャー。

刺激的な毎日と働かない日々に慣れてしまった自分。

旅から帰った旅人は言う。
「大きなことがしたい」と。

「旅に出て成長したはずの自分」を活かす仕事がしたい。

なにができるだろう。
それを見つけられた旅人はとても幸せだろう。

しかし実際の日本社会に、旅人が望むような仕事はそう多くない。
どこかで妥協しなくてはならない。

でも、
刺激がたりない。
旅に出る前と同じ毎日はいやだ。
旅で感じたような刺激的な日々が恋しい。



「果たして、帰って日本社会に適応できるのかどうか。」


ある旅人が言ってた。
「旅をどう終えるか。どう日本に入っていくか。そして旅をどう活かすか。この3つが大切だ」と。


「1年も旅をしていれば、日本だって変化してる。

同じ時間が日本でも流れている。

自分も成長したかもしれないけど、日本も変わってるし友達だって成長してる。

それをまず頭に入れておくこと。


そして、急激に旅を終えてはいけない。

特にアジア諸国から日本に帰る場合、急に成田に帰って翌日から普通に暮らすなんてことはまず無理だ。
ぼーっとする時間、ゆったりする時間、考える時間を持つこと。


そして、自分が旅してきたことを少しでも活かせる何かを見つけること。

日本で少し暮らし始めれば、まるで旅が夢だったかのように思うようになってしまうから。」


そう言っていた彼は、皆既日食とともに始まった旅を次の皆既日食で終えた。
一つの区切りだ、と。
奄美大島で皆既日食をみて、そのまま日本を旅行しながら東京に向かう、と。



久々に会ったこうちゃんは、晴々とした顔をしていた。

「ゆっくりと改めて落ち着いて冷静に帰国後のことを考えてみたら、実は得たものが沢山あったと気づいた。

それをゆっくりパズルのように一つ一つ組み合わせていくと、だんだんと自分が見えてきた。自分のやりたいことが見えてきた。

やっと帰る決意ができた。」


あたしは、今は帰国後のことは考えていない。
でもきっと目前になったらすごく悩むんだろうな。

今こうちゃんの話が聞けて良かった。
すごく貴重な時間でした。
ありがとう。

きっとあなたなら乗り越えられると思うから言います。



頑張れー!!!!!


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2009年7月28日火曜日

再会(アジャンター)

エローラと並んで世界遺産に登録されている石窟がアジャンターだ。

アウランガバードからローカルバスで3時間(75ルピー)
(日帰りで行くなら朝一で行けとガイドブックには書いてあったけど、石窟マニアじゃない限りそんな早く行かなくても平気だと思います。ちなみに朝一のバスは5時半。)


☆アジャンター石窟
人類の宝ともいうべき壁画や彫刻などの古代遺産が現存する。インドの絵画は古代から発展していたことは知られているが、高温多湿な風土のため残っているものは皆無に近い。しかし唯一の例外がここアジャンターにある。
エローラがその巨大さで人を圧倒するとすれば、アジャンターは美しさで人を圧倒する。
(by地球の歩き方)


日本がコウモリよけの檻や、壁画を見るためのライトを援助しているというだけあって、エローラよりはだいぶコウモリ臭が和らいだ感があった。





そして、壁画も確かに保存状態がよく沢山残っていた。
そんなに規模は大きくなかったけど、ところどころ見どころがあった。


特に第26窟のインド最大の涅槃像や


菩提樹のもとで瞑想するシッダールタを攻撃する魔王や、魔王の娘たちの彫刻


美しいストゥーパなど




でも、それにも増してあたしの印象に残ったのは「再会」だった。
あたしにとって初めての「昔会った旅人との偶然の再会」だった。


この「偶然」っていうのがなんとも嬉しいもので、予期してないからびっくりと懐かしさが入り混じってホント盛り上がるんですね。


ってことで、またもやインド人の怒涛の「写真とって下さい」攻撃に便乗して一緒に記念写真(笑)


シムズ万歳★(成都の宿)

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2009年7月27日月曜日

イモfamily(エローラ)

ハロー!おまたせー♪
待っていてくれたイモ夫妻に手をふる。
夫妻のバイクに3人乗りして、ビューンっと家路をゆく。
少し入り組んだ小道の先に、イモ夫妻のお家はあった。

早速料理にとりかかる奥様21歳。
「料理がすごくうまいから結婚したんだ♪・・なんてね」と言いながら、イモくん25歳は日本語の勉強ノートを見せてくれた。


おぉー。
すごい、すごい。きちんと勉強してるのねー!

・・ん?
「課長は部下の書類に判子を押した」

・・・・・・・コレ、いつ使うんだろう?
っていうか課長って(笑)
もろ日本社会の言葉じゃん!!

なんか、もっと他に覚えるべき文章ありそうだけどなぁ。
ま、いっか☆

イモは、2年後に日本に行きたいという。
そのためには、インド政府公認の留学試験に受からないといけない。

「インドはまだ日本人にとっては旅をしにくい国だ。
慣習も違うし、インド国内で日本人がチケットをとったりツアーを組んだりするのは難しい。
それにインドは広いから、南と北ではいろいろなことが違う。
だから、僕はそういうことを一手に引き受けるツアー会社を作りたい。

この留学試験は、各州から代表が一名ずつ選ばれて皆で日本にいく。
だから、日本の慣習ももちろん勉強できるし、自分の出身ではない州の慣習も勉強できる。

お互いにディスカッションができるんだ。
だから僕はどうしてもその試験に受からなければならない。
エローラ代表にならなければならない。」
イモは熱く夢を語ってくれた。

すごいな・・。
世界には、いるね。
熱い想いを持った若者が沢山。

イモ、がんばってよ!
受かってよ。
そして日本で一緒にお寿司でも食べようよ!!


奥さまのチキンカレーは激うまだった。
間違いなくインドで食べた中で一番!
これはイモも結婚しちゃうわ。


楽しかった。すっごく楽しかった。
あたしにとっての旅は、やっぱ「人との触れ合い」だ。
エローラ遺跡も良かったけど、今日の1番は断とつでイモファミリーだわ!



旅人とももちろん話したいけど、もっともっと現地の人と触れ合いたいな。
もっと、現地のことが知りたい。

帰りのバスに揺られながら、あたしはそう想った。




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2009年7月26日日曜日

見知らぬ人について行ってはいけません(エローラ)

せっかくパンジャビドレスを着ていたあたしは、さらにインド人になりきるために「ピンディー」(インド人が眉間につけている赤いポチ)を買いに行った。

人懐っこい笑顔に誘われ一つのお店に足を踏み入れた。

おゎー!!
いっぱいあるー!可愛い~♪♪



テンションがぐいっと上がるあたし。

キラキラしたやつや、カラフルなものや・・とりあえず5つをピックアップ☆(5つで100ルピー)

きゃっきゃとはしゃぐあたしに、人懐っこい笑顔の彼は言った。
「エローラ見終わったらうちにご飯を食べにおいでよ」

え?まじで?
「見知らぬ人について行ってはいけません」小学校のころ親に言われた言葉が脳裏をかすめる。


「うちの奥さんは料理がうまいんだ。チキンは好き?」

好き・・。

「子供も2人いるよ。子供は好き?」


好き!
ってゆーか、行く!

この夫妻の笑顔に偽りはない!!!

、、、に違いない(タクシーぼられ事件以来あまり自信なし)



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2009年7月25日土曜日

パンジャビ効果?(エローラ)

観光地であるエローラ石窟でパンジャビドレス(インド人女性の普段着)を着ていたあたしは、まるで芸能人にでもなったかと疑うくらい写真をとられまくった。
ほんと、観光に支障が出るくらいに・・・(笑)



隠し撮りしている人もいたけど、多くの人々は「一緒に写真を撮ってください」ときちんとお願いしてくる。
面白い&面倒くさいことに、どうやらインド人は1対1が好きなようだ。。

集合写真で満足してくれればいいものを、1人1人順々にくるもんだから、もう時間がかかるかかる・・・。

1組が終わると、待ってましたと言わんばかりに次の組がくる。

そして面白いことに、写真をとるときは皆サングラスをつける。
持ってない人は友達に借りる。

こっちは早く次を見たいのに、「待って!」と言ってサングラスを借りに行く。


そして写真を撮り終わると、
「Thank you!」と言って皆一人ずつ握手を求めてくる。

ったく・・、礼儀正しいんだか図々しいんだか(笑)






エローラ石窟には、かなり完璧な状態で残っているモノからそうでないモノまで様々な石窟があった。

あたしは、なぜだろう。
今にも朽ち果てそうなそれらに、色気を感じた。


それらが生きてきた時代に想いを馳せながら、一歩一歩を踏みしめた。




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2009年7月24日金曜日

旅の変化(エローラ)

意を決して中に入ってみるも、彫刻よりも天井が気になって仕方ない。

残念ながら、かなりの石窟がそんな感じだった。

「この石窟を見るためだけにインドに来る価値がある」・・か。
あたしは、はるか昔に響いたであろうカナヅチの音を感じながらも、落胆を隠しきれなかった。

もちろん、すごかった。
人間がこの巨大な石窟をほったなんて、驚嘆すべきコトだ。
あたしだって感動した。

でも、中国の洛陽石窟を見た時の感動は、もうなかった。
それは、洛陽石窟に比べてエローラが劣っているということではない。

たぶん、ただ単純に、「初めて見た石窟」ではないから。




なんか、すごく悲しかった。
エローラ石窟に感動しきれていない自分に。
インドに対してどこか物足りなさを感じている自分に。

5年前インドに来たときは、全てが新鮮だった。
インド人も、インドルピーも、寄ってくるリキシャも、見るすべてのモノが新しかった。


必死で見た。
必死でしゃべった。
必死で受け入れた。

でも今はどうだろう。
特にアジアには、既にだいぶ慣れてしまった。


値段交渉も、リキシャのあしらいも、自然とできるようになってしまった。

経験の代わりに、何かが失われてきたのを感じた。

こうやって、どんどん慣れていってしまうのだろうか。

チベットを一緒に越えた人の中には、感動して毎日のように泣いている男の子もいた。
それだけ感受性が豊かなのかな。
それだけ、素直な心で見ているからなのかな。

あたしは彼らを見て、自分が冷たいのかと不安に思っていた。


日本ではドラマや映画見て泣くし、部活の引退とかでは必ず号泣だったし、わりと感受性豊かだと思ってたんだけど・・・・

彼らを見てたら、そういう思いこみもシューンとしぼんでしまった。


怖い。
旅を続けていくうちに、色んな物に対する感動がどんどん薄れてしまうんじゃないか。


長い旅人達が口々に言っていた。
旅が「非日常」から「日常」に変わっていく。

あたしの中でも、確実に「ソレ」が起きていた。

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2009年7月23日木曜日

エローラ石窟

ムンバイのバスターミナルからアウランガバード(石窟最寄りの都市)行きのバスは、約8時間後の14時に出発するということがわかった。

そんな待ってられるか!!ってことで、7時半発プネー乗り換えでアウランガバードに行くことにした。

31時間列車移動&猛暑で疲れ切っていたのに、
さらにバス移動は続き、
結局夜21時にアウランガバードに着いた。



翌日は、世界遺産の石窟・エローラへ向かった。(アウランガバードからバスで45分。バス代25ルピー、入場料250ルピー。)
756年に工事に着手し、完成までに1世紀以上を要した。

「これを見るためだけにインドへ来てもいい」くらい巨大で見ごたえのある遺跡だというガイドブックの記述に期待が高まる。

入場口から入ると、一番の見どころだという16番石窟が正面に見えた。


ここは、やっぱ後にとっとくでしょ♪
ってことで、1番石窟の方から順番に見て回った。


おぉー!
細かな彫刻とともに、暗く巨大な内部空間があたしを中へと誘う。





一歩、二歩・・・。



・・・・!!!?

な、なんか・・・くさい。
なにこのニオイ??


「キェー!!!!!!!!!」
バタバタバターッ!!!

鋭い叫び声とともに無数の羽音が聞こえた。
とともに、黒い小さな鳥のようなものがワーっと飛び出してきた。


ひぇー!なになに??

え、もしやコウモリ・・??

恐る恐る中をのぞいてみると、天井にはおそろしい数の黒い物体がとまっていた。

うゎー・・・・。
無理・・・。
やだ、絶対やだ!コウモリ嫌いー(><)!!


入口でモジモジしているあたしをよそに、インド人男性が悠然と中に入って行った。

・・・・ズルイ。
あたしだって、中見たい。

えーい!!入ってしまえ!!

お願いだからオシッコかけないでね・・。

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2009年7月22日水曜日

「あっちから寄ってくる人は信用するな」の法則(ムンバイ)

やっとムンバイについたー!!!
早朝すぎてあたりは真っ暗だ。

改札を出るとすぐに怪しげな人々が寄ってきた。
彼らを無視して時刻表みたいなものを見る。

ムンバイから、石窟最寄りの都市となるアウランガバードまでは、バスか列車か2通りの行き方がある。
どちらがいいか・・・。

悩んでいると、一人のインド人男性が話しかけてきた。
「どこにいきたいの?」

「アウランガバード」

「あー、それならバスの方が絶対にいいよ。列車の発車時刻は遅いし、アウランガバード行きの列車はこの駅からは発車しないよ。セントラル駅に行かなきゃだめだよ。」

・・・ほんとかなぁ?
でも、あたしもバスの方がいいんじゃないかって思ってた。

うーん、とりあえずバスターミナルに行ってみようか。

「僕はタクシー運転手だ!乗っていきなよ!」

・・・メーター制?

「もちろんさ!ほら」

・・・ま、確かにメーターはあるね。
乗ってみるか!


そう、この選択が間違いだったのだ。

乗ってしばらくして気づいた。
ちょうどメーターが見えるべき位置にある窓ガラスだけが不必要に傷つけられていて、おかげでメーターがまったく見えない。

不安は的中した。
メーターが細工されていたのだ。

「600ルピー」

600・・・・・??
たっか・・。
絶対おかしいよね。細工されてたよね。

不安顔のあたしに、運転手は料金表を見せてきた。
メーターと料金表を照らし合わせてみると、確かに600ルピーになる。

・・ムンバイ物価高いから?
や、おかしい。
たいして長い距離でもないのに日本並みのタクシー料金なんて。


ぼ・ら・れ・た?
ぼられたかどうかを確かめるすべもない。
だって、ムンバイのタクシー料金知らないんだもん。

だから、
しょうがなく、払った。
泣く泣く、払った。

「あっちから寄ってくる人は信用するな」の法則。(in インド。Byゆうこ)


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2009年7月21日火曜日

31時間の大移動(バラナシ→ムンバイ)

バラナシでやるべき最後の仕事、パンジャビドレスも無事オーダーメイドし終わり、
あたしはムンバイへと立つことにした。
(シルク30%混合のサリーからオーダーメイド:1000ルピー。


目指すは世界遺産の石窟エローラ&アジャンター!!

バラナシ23時半発、約31時間電車に乗ってムンバイへ。
こういう長旅系の列車は、基本SL(スリーパー)しかないようで、ただのSL、エアコン付きのSL(さらに2種類に分かれている)にわかれている。

あたしは一番安いSLを選んだ。(420ルピー≒850円。31時間移動でこれ。激安だよねー!)
深夜の駅でインド人に囲まれながら列車を待つ。

全然姿を現さない列車にやきもきしていると、約30分遅れでやってきた。

車両番号を確認する。
おしっ、ここだ!

おわっ!なんだこれ??
列車の入り口から人がはみ出している。

中国の入り口争奪戦で鍛えた腕で(?)、無理やり列車に乗り込んでみるも・・
人と荷物であふれかえった車内で身動きがとれない。

奥を見渡してみると、通路に無意味に人々が立っている。

おぃおぃおぃ・・
たってないで自分の席に座ってよー!
だから入れないんじゃん!!

無理やりバックパックを押し込んで人をどかす。
自分の席にたどりつくまでに既に汗びっしょりだ。

しかも、
なんとあたしの席にはすでに人が寝ていた・・・。

「ちょっと!!ここあたしの席!!」
寝ている人を揺さぶってどかす。
3列あるベッドの一番上を指定したあたしは、重いバックパックを上まであげなければならなかった。

よいしょー!
・・・・案の定、あたしの力では上がるわけもない。

普通ならここで誰かが手伝ってくれ・・・・・
・・・・ない!!!!

えー!手伝ってくれないの?
インド人男性、なんて不親切なんだー!


列車が走り始めるころには、あたしはもう疲れ切っていた。


おやすみ。
お願いだからあたしのリュック盗みに来ないでね・・・。

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2009年7月20日月曜日

即席美容室(バラナシ)

バラナシで髪を切ることをあきらめつつ宿に帰ると、台湾人のリュウが部屋からガンガーを見ていた。


そう、バラナシは河そのものが神格化された女神として崇められているガンジス河(ガンガー)があることで有名だ。

ヒンドゥーの信仰によれば、ガンガーの聖なる水で沐浴すれば全ての罪が清められ、ここで死に、遺灰がガンガーに流されれば輪廻からの解脱を得るという。
これはヒンドゥー教徒にとって最高の幸福で、この街に年間100万人を超える巡礼者が訪れる理由でもある。


リュウは25歳。英語はもちろんフランス語もペラペラで、日本語もちょこっと話せるというバイリンガルだ。

中学を卒業してすぐフランスに留学し、フランスで5年間仕事をしていたという。

「へー、何の仕事してたの?」

「うん、パリで美容師をしてたんだ」


美容師!!?
え、なに、今美容師って言った?

あたしの剣幕に驚くリュウ

「う、うん。美容師。旅に出てからも何人か切ったよ」


おぉー!!!!
「ってことは、ハサミも持ってたりする?」

「うん♪」
そういってリュウは、2つの輝くハサミと、美容室で必ず着るポンチョみたいのを出してきた。

おぉー!!!!!
あたしってば、なんってラッキーなんだ!!
まさか偶然美容師と同じ宿に泊まってたなんて♪

「髪の毛切って♪」
「いいよー」


宿の外の小道に即席美容室を作る。
・・と言っても椅子を置いただけだけどね♪

「よろしくお願いします!!」
カトマンズの鉄さび水で傷みきった髪の毛を切りたい旨を伝える。

「オッケー!」


しゃっしゃっしゃ。
髪の毛が下に落ちる。

うーん、快感!なんかすっきり!


所要時間約1時間。
通りすがりの人に不審がられること数知れず。
子供のキャッチボールがあたること1回。



あたしの髪は、無事短くなりました!イェーイ♪
Special thanks to リュウ


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2009年7月19日日曜日

郵送にも一苦労(バラナシ)

翌日、こうちゃんに教えてもらったフレンズゲストハウスに無事宿をかまえた。


よし!!
安住の地を見つけた今、行動あるのみ!


そう、あたしはバラナシですべきことが3つある。

一つは、足手まといになるほど重くなったお土産達を家族に送ること。
二つ目は、髪を切ること。
三つ目は、パンジャビドレス(インド人女性の普段着)を作ること。


というわけで、日本人女性が美容師をやり、インド人男性(旦那さん)が何でも屋をやっているという「ソナのお店」へ。


海外で髪を切ることにワクワクしながら足を運んでみると、なんと奥さんは2日前に日本
に帰ったというではないか!!!

・・・・・残念。。


じゃ、気を取り直して荷物を送りにいこう!
ソナに荷物の梱包をしてもらう。(200ルピー)

インドでは荷物が開けられて盗まれる恐れがあるため、ダンボールに入れて布で覆い、何か所も塗ったりロウで固めたりするようだ。

「郵便局のオヤジは気分屋だから、もしかしたら送ってくれないかもしれない。あ、あと余分にお金を請求されてもレシートの分しか払っちゃダメだよ!」


・・・まじですか。
なになに、気分屋って・・・。仕事しようよオヤジ・・。

とりあえず笑顔でなんとかするしかない。

「ナマステー♪」
暑さでぐったりしている中、元気を振り絞って笑顔で挨拶。

荷物を秤に乗せろという。
・・・・え、待って。この秤はじめから1kgを指してるんですけど?

言われるとおり秤に乗せると、あたしの荷物は5.5kgをさした。

「5.5」とオヤジ。

「ちょっと待ってよ!これ見てみな!」秤をさして抗議する。

「・・・5」
0.5kgだけひかれた。

この荷物絶対5kgもない。でも、気分屋のオヤジにこれ以上抗議することは危険だ・・。
しょうがない。あたしが折れよう。

「オッケー」にこやかな笑顔で対応する。

住所やら荷物の内容やら細かい用紙を2枚も書かされ、なんとか会計にこぎつけた。

「1250+150=1400」
手書きで書かれた紙を渡された。

・・なにこれ。これレシート?絶対違うよね。

「1250は送料。150は手数料だよ」
でたー!手数料!
そんな余分なお金払わないからね!!

「レシートちょうだい」


ごねていると、オヤジは渋々きちんとしたレシートをわたしてきた。
「1250」

そうでしょうよ。150はあなたの懐に入るんでしょ?

ぴったり1250渡したかったけど、残念ながら1300しかなかった。
1300渡してみると、案の定お釣りを返す様子は全くない。

ま、しょうがないか。せっかくここまで順調に来たんだもんね。
50ルピーくらいあげるわ。

しっかり日本まで届けてよね!!!!!!!!!!
(二週間かからず無事日本に届きました★)


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2009年7月18日土曜日

胡散くさ&おもしろ(バラナシ)

バラナシ駅前に寝ている人々の山!!


おぉー!!!
うんうん、これぞインドよね!!
なんか意味不明に嬉しくなってきた。

で、来るんでしょ?来るんでしょ?
リキシャの勧誘♪(ワクワク♪)

おっ来た来た!
2人、3人、4人・・・。



え・・・・これだけ?

ほら、もっとさぁ、ウザイくらいに来るんじゃないの?

・・・・・・なんか拍子抜けだなぁ。
時間が遅いからかしら。


・・・・物足りん。


しょうがなく、一人のリキシャワーラーに目指すゲストハウスを告げた。
「フレンズゲストハウス。知ってる?」


「おぉー!!イエスイエス!アイ ノウ!!」


・・・・胡散臭いなぁ。ほんとに知ってるわけ?
ま、しょうがないから乗ってみよう。(50ルピー)


いざ乗ってみると、速効電話をかけだす運転手。



やっぱり場所、知らないんじゃん。

「なんなの?知らないの?ねぇねぇ!!!」
運転手に問いただしてみるも、

「オッケー!アイ ノウ!」の繰り返し。


しょうがない。あたしも場所知らないんだからまかせるしかない。

走ること30分。
「Here!」


半ば夢の中だったあたしは運転手の声で目を覚ました。


ん??ここ?
彼が指さすゲストハウスを見ると、全然違う名前が書いてあった。



・・・・・・あんたねぇ、よくもまぁ自信満々に「here!」とか言えたもんよね。
フレンズゲストハウスのフの字もないじゃん!!(笑)


もう長時間移動で疲れ切っていたあたしは、とりあえずそのゲストハウスに泊まることにした。



面白い。
インドの旅は絶対に面白くなる。
あたしは確信めいたものを感じながら眠りに落ちた。

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2009年7月17日金曜日

愛しきチャイ(ゴーラクプル→バラナシ)

ネパール・インド間の国境は最近盗賊がでるとかいう噂もあり皆びびっていたが、国境の町スノウリからタクシーをチャーターし、2時間で無事ゴーラクプルへ。
(4人のりの所無理やり5人乗って、一人150ルピー。)
※ローカルバスは、ほんとに盗賊がでるらしいです。お気をつけて!!

ゴーラクプルから16時発のバラナシ行き電車に乗った。(一番安い座席61ルピー≒120円)

どうやらこの時期はインドの夏休みらしく、電車は一番安い座席しか空いていなかった。

席はあってないようなモノ。
3人掛けの席に5・6人座り、座席上の荷台にも人が寝て、自分の膝の上には誰かの頭が・・・みたいな世界。

ひぇー、、ホント勘弁して下さい・・。
あたし、ただでさえ移動の連続で疲れてるのに。


よし、ここはいっちょ違う座席に座ってみよう!
ちょっと良さそうで、すいてそうな車両に紛れ込む。

何食わぬ顔でちょこんと座っていると、インド人青年が自分のチケットと座席番号を確認している。
・・・もしや、この席なのか!!?

「Do you have the ticket?」青年に聞かれる。

「Yes」チケットは持ってるわよ。・・・ここの席のじゃないけどね・・。

「OK.」そう言って青年は消えてしまった。

ごめんよ青年。

ってわけで、無事座席ゲット♪


結局チケットを調べる係員も来なかったので、バラナシまでわりと快適に過ごすことができた。

車内にこだまする「チャイー」という声で5年前を思い出した。

「チャイ1杯ちょうだい!」
チャイを愛してやまないあたしは、早速チャイをいただくことに。
(5年前2ルピーだったチャイは3ルピーに値上がりしていた。)

あぁー、美味しい!!!

チベットのスィートティー、ネパールのミルクティーときて、ついにインドのチャイまでたどり着いた。
全部美味しかったけど、やっぱインドのチャイも最高だね♪

小さなカップに注がれたチャイを速効で飲みほし、カップをどうしようか考えていると、
前のインド人がポイッと窓の外にカップを捨てた


え?なになに・・捨てちゃうの?
びっくりして見つめていると、

「君もやっちゃいなよ♪」とジェスチャーで言われた。

・・・・え・・でもさ、環境破壊とかさ・・ねぇ?色々あるじゃん?

迷うこと10秒。

すると前のインド人があたしのカップをとり、ポイッと窓の外に放り
投げた。


あぁー・・・
・・・ごめんなさい。環境破壊に加担してしまいました・・。


そんなこんなで列車は2時間遅れで約23時にバラナシに到着した。

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2009年7月15日水曜日

百聞は一見にしかず

インド。
実は、弟と一緒に5年前にツアーで行ったことがある。

すごかった。
全てがエネルギッシュだった。
リキシャのおじさんも、お金をせびってくる子供も大人も、お土産物やのおばちゃんも、皆が必死に生きていた。

疲れた。
必死で生きる彼らに対し、あたしも必死で対応しなきゃいけなかったから。
一週間のツアーだったけど、5日目くらいで日本が恋しくなった。

お腹を壊した。
食事はまずかった。
空気は汚かった。


でも、楽しかった。
絶対また来たいと思った。今度はツアーじゃなく。
(弟は二度と来たくないと言ってました・笑)

5年目にして、やっと願いがかなった。
どうなってるかな?かわってないかな?

インド人を見るだけで不快指数があがると言う人
さんざん色んな国を旅してきたけどインドは別格にウザイと言う人
インドに来て初めてマジ切れしたという人


様々な悪い噂を耳にしながらも、あたしは楽しみでしかたがなかった。


イミグレーションで面倒くさい紙を書かせられながら、おじちゃんの無邪気な笑顔に拍子抜けした。

なんか・・ネパールと変わらなくない?
インド人もすごいイイ感じじゃん?


「いやいやいや・・甘いよ。すべての人を疑うくらいじゃなきゃ」

そ、そう?甘いのかあたし。。
ま、自分の目で見て確かめてみよう!!
百聞は一見にしかず!




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2009年7月13日月曜日

ヒッチでGo!!(ルンビニ)

ついにVISA1か月の有効期限最終日がきた。

まさかネパールに1か月もいるとは思わなかった。
楽しかったー!!
バイバイ ネパール!


ってことで国境の町スノウリまで行こうとすると、なんと今日もストライキだという。
バスもタクシーも走ってないと・・・・・・。

今日同じくネパールからインドに入国するという日本人数名は途方に暮れた。
どうする?
ヒッチ・・?ヒッチしかないよね。

そう決めたものの、ヒッチしようにも、通る車がない。
うむむ・・、VISA期限切れても一日罰金2ドルだし、明日また出直すか。

そんなことを話していた時、一台のバスが通った。
どうやら子供たちを学校に送るスクールバスのようだ。


「待ってー!!!!」一人が手をあげて走る、走る。

あーバス行っちゃったよ。
と諦めかけた瞬間、

キキー!!


うわぁとまった!!!!!

国境まで4キロの町バイラワまで一人100ルピーだという。
普段であれば30ルピーくらいだから明らかに高い値段だけど、
背に腹はかえられない。

オッケー乗せて!!

中はいっぱいだからバスの上に乗れという。

おぉー!!バスの上に乗ってみたいと思ってたんだあたし♪
最終日に乗れるなんて、不幸中の幸い!

風をいっぱい受けながら、時には木にあたり、時には電線をよけ
けっこうデンジャラスな感じが楽しかった。

バイラワには普通にリキシャもタクシーも走ってて、
一人30ルピーで国境の町スノウリまで行けた。

国境のイミグレーションオフィスのおじさん達までも笑顔だった。
何度このネパーリースマイルに癒されたことか。

本当に平和でいい国だったな。
さよならネパール!!
また来るよ!!!

いざ、悪名高きインドへ! ジャンプ!

※上は国境の写真


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